こんばんは!ツッチーです
今日はR50系の修理のお話
お題はラジエターファンで御座います。
このラジエターファン、冷却水を冷ますラジエターのサポートをするのが役割なのですが近年R50系で故障している率がメチャクチャ高くなっています
「ファンが回らない」「止まらない」は分かり易い症状ですが、判りずらい症状としてハイスピード、ロースピードの2段階で回るはずがハイスピードでしか回らないという症状が実は一番多かったりします。
凄く簡単に言うと冷却水の温度をキープしたり微調整したりするのがファンがゆっくり回るロースピード
上がり過ぎた冷却水の温度を設定温度まで下げるのが全開でファンが回るハイスピードって感じです。
つまりロー側が回らないと常時水温が高めになってしまい結果的に様々な部分へ影響が出てしまいます。
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実際に回り方を確認するのが一番確実ですがもっと簡単に調べる方法があったりします。
画像の赤○がラジエターファンの電源カプラーなのですが
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うわっピンボケスイマセン
3ピンのカプラーでアース、ロースピード電源、ハイスピード電源の構成なのでそれぞれの導通を見れば簡単に診断出来ます。
今回修理させて頂いた車両は案の定ロースピード側が導通なし抵抗値無限大チーン
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新品に交換するのですが念の為外したファンを確認すると・・・・
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Oh・・・
見事に抵抗が断線してます
まだまだ暑い日が続きます。
水回りの点検修理とっても需要です
他にも、「高速道路を走った後や夏場の渋滞の後でもないのにエンジン停止後も長い時間ファンが回っている。」
それ、もしかしたら仕様じゃなくて故障かも知れません。
お心当たりの方は是非一度ご相談ください。