こんばんは。ツッチーです
今日は最近交換する機会が多い部品の話
R56系に乗っててアイドリング時にベルトの辺り(ボンネット内、運転席側)からカラカラカラと音がする。
なーんて人いませんか?
それはもしかしたらフリクションホイールと呼ばれる部品のせいかもしれません。
ちなみにこんな部品
IMG_9736.jpg
こんなトコロにこんな風に付いています。
mini_cooper_s_1_6lt_4cyl_turbo_engine_015582346dd470c94df217fc0d0e4052d6bb8835.jpg
少し詳しい人だと分かると思いますがクランクプーリーの回転をウォーターポンプに伝える役割をしています。
で、コレの先端に付いているローラー(ホイール)の軸がダメになって回転時に異音がするようになってしまうケースが近年良く見受けられます。
交換が少し面倒ですがウォーターポンプという需要な部品に繋がる部分なので気が付いたら交換するのがおススメです。
さてそんなフリクションホイールですがわたくしツッチー中身がメチャクチャ気になるのであります
何でこんな変わった形なのか?ベルトテンショナーみたいな単純な仕組みじゃダメなのか?そもそもなんでココだけベルト駆動じゃないのか?
調べるにも非分解部品なので個別の内部パーツも無ければ開けられないようにリベット留なんですね。
という事で修理で交換させて頂いたフリクションホイールを廃棄する前に分解してみました。
IMG_9738.jpg
パカッと
意外に単純な仕組みです。ちなみに蓋側に付いている紐はベルト交換時にテンションを解除するための紐です。
IMG_9741.jpg
IMG_9742.jpg
さらに分解
中心にカムが入っていてスプリングのテンションでローラーをクランクプーリーとウォーターポンプに押さえつける仕組みですね。
あースッキリしました(笑)
ちなみにこのフリクションホイールは2種類あって
IMG_0191.jpg
IMG_0193.jpg
上側にコネクターが刺さるタイプの物もあります。
こっちのタイプだと
IMG_0194.jpg
ナント!中にモーターが入っていて伸び縮みするんです
この伸び縮みによって冷間時に暖気を早める為、あえてウォーターポンプを回さない様になってたりします。
冷えてるのに冷却水が循環したら効率悪いですもんね。つまりサーモスタットと2段構え。
うーん考えた人凄いです。
でもコレ、どうゆう区別でどっちが付いているかは知りません(笑)経験則から言うと年式が新しいとモーター付きが付いている事が多い気がします
そんな訳で全然為にならないフリクションホイールのお話でした(笑)
点検や修理などお気軽にご相談下さい!
それでは!