こんばんは。ツッチーです
今日はコチラのR56のウォーターポンプを交換します。
交換するという事は・・・
ハイ!水漏れで御座います。
他にもキューキュー音がして交換のパターンもあります。
交換にはまず運転席側のタイヤとインナーフェンダーを取り外します。
続いてベルト、クランクプーリー、フリクションホイールをサクッと外します。
・・・チョット嘘つきました
全然サクッとじゃないです(笑)特にフリクションホイール。
何故こうなった?!という取付とボルト
それ用の工具もありますがそれでも結構なめんどくささです。
ちなみにベルトとクランクプーリーは外さなくても作業可能ですが外した方が仕事が早いので僕は「外す派」です。
ココまで来るとウォーターポンプへのアクセスが楽ちんになりまーす
はい漏れてますね
しかもLLCの色がグリーンの気がします
外す時に出てきたLLCがコチラ
やっぱりグリーンです
BMW純正はブルーに近いエメラルドグリーンです
ちなみにLLC(ロング・ライフ・クーラント)と一言で言っても様々な種類があります。
色の違いだけじゃないですよ!!
国産車だと通常のLLC以外にもスーパーLLCとかウルトラEクーラントとか高性能タイプもあります。
これらはそれぞれ成分が違い、全てに互換性がある訳ではありませんので合わない物を入れると水漏れや錆などの不具合に直結します。
勿論、欧州車も同じでエンジンやラジエター、ホース、シールなどそれぞれの素材に合わせた物が純正で使われているので無暗に替えるのは御法度です
ちゃんと純正か互換性のある社外品を使うべきです!
実際に当店で今まで水漏れ修理でご入庫頂いた車両は圧倒的に社外クーラントが多いのが現実です。
・・・まぁ純正でも漏れる時は漏れますけどね
コチラが交換する新品と外したウォーターポンプ
裏側はこんな感じ
この茶色の羽根がクルクル回って水を循環させます。
新品の方は何かくっ付いてますが梱包時の破損防止のヤツを取り忘れただけです(笑)
で、どこから漏れてたかと言うと定番のココ!
多分、他の車種でも同じ物が使われていてそっちは何かの部品が付くんじゃないかな?
金型が一緒で蓋するか部品を付けるかで使い分けてるとかよくある話
そんな訳で上の写真をもう一度見ていただけると判りますが交換する方はこの蓋が無い「対策品」になっています。
これなら同じ所から漏れる心配はなくなりますね。
もう一つ見ておきたいのがコレ
ウォーターポンプのプーリーです。
こんな感じで付いています。
フリクションホイールを通してクランクプーリーの動力を受け取るのですがこの表面のゴムが劣化します。
今回の車両は良好な状態でしたが、経年劣化でヒビ割れていたりゴムが剥がれていたりするケースもあります。
後は各部を綺麗にして逆の手順で組み上げれば完成です。
勿論、LLCの補充もします。
水回りのトラブルはエンジンに重大なダメージを与えてしまう事もあります。
定期的な点検と万が一の場合は早めの修理がおススメです。
いつも車を止めている場所に何か漏れた跡が無いか見るだけでも手遅れになる確率は減らせます。
修理、点検はボンドミニまでお気軽にどうぞ
今回の車両はオイル漏れも修理したのですがその話はまた今度
それでは
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